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設計事例 詳細

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お花とワインのお店「JUURI」

SHOP - 2022 - Kamata, Ota Ward, Tokyo

下町情緒の残る蒲田駅西口商店街にオープンした、カフェ&バーであり、花・植物・ナチュラルワインの複合ショップ。

オーナーは別にもスペインバルを営んでおり、既存店の魅力を新店舗に反映しつつ、商店街という独自文化の根付いた場所で成功する店づくりを目指した。

 

まず第一に「商店街に向けて店をどう開いていくか」という課題があった。

花やワインは温湿度の管理を徹底する必要があり、売り場は完全に閉め切らなければならない。

そこで、店舗入口の壁面ラインを商店街との境界線から1.3mセットバックさせて屋外に植物を並べる空間を生み、商店街を歩く人が足を止めるきっかけを作った。

店内に入ると、ガラス戸の奥の美しい花々に圧倒される。

花の魅力とは、鮮やかな色彩であったり…
水々しさ、しなやかさ、力強さ、その一本一本に個性があること。

その花を魅力的に魅せるための背景はなるべく対照的なものがいい。

そこで、解体時の無機質なコンクリートを出来る限りそのまま残す事にした。
OSBの壁や棚、木製サッシの塗装も、モルタルとトーンを揃えて余計な色味を増やさないように。

Vacilandoが大切にしている「主役は何か」という思考が生まれたプロジェクトである。

設計:Vacilando

撮影:STUDIO FENCE